千葉県公立高校入試 マークシート導入による影響は?

入試における採点ミスが頻発してた状況を改善するために、令和6年度入試から、「マークシートと記述」による解答方法に変更となりました。つまり選択問題が増えることになった訳です。また、理解や社会では正解を完成させる問題が激減しました。昨年度との比較で出題内容の難易度については大きく変化していることはありませんが、平均点は大きく上昇しました。選択問題が増えたことによる影響なのかもしれません。

受験生の対応としては、マークシート解答方法の不慣れで時間をとられたり、不正確な塗り方やマークの消し残しなどによる不正解もあったようです。消しゴムやエンピツなどの筆記用具にも気を遣うことが必要です。

総進Sもぎや実力テストなどでもマークシート対応の練習をしていきますが、出題内容のレベルが大きく変わる訳ではありませんので受験生のみなさんは解答方法に慣れることを意識して試験に臨みましょう。

令和6年入試と令和5年入試の平均点の比較&ポイント解説

 教科 R6年度 R5年度 前年比

▽国語 50.4点(47.9点)プラス2.5点

 記号選択と記述問題の割合が5:5になり記述が減りました。自分の意見に具体例を挙げて説明する文章を素早く書けるかがポイントとなっています。

▽社会 57.5点(54.5点)プラス3.0点

 設問数や出題構成は大問8,設問数32と変更はありませんでした。地理の正答率が比較的に高く、あてはまる選択肢をすべて選ぶ完答問題が複数出題されました

▽数学 51.9点(47.0点)プラス4.9点

 昨年同様の出題形式でした。大問1の小問集合で配点51点あります。比較的に解きやすい問題が多く、ここで得点を重ねることがカギです。

▽理科 59.1点(60.7点)マイナス1.6点

 大問1が小問集合で、大問2~9で物理・化学・地学・生物の各分野化から2題ずつ出題されています。記述問題では、字数制限が設けられ、条件に合わせて簡潔に説明する力が問われました。

▽英語 56.4点(47.6点)プラス8.8点

 マークシート式の実施にともない全体の配点比重が変わり、読解問題に比重を置いた出題になっています。

 対話文が英作文から符号選択に変更させてことも平均点アップになった模様です。

マークシート式の解答方法だけでなく記述問題も条件が付加されるなど採点する側にとってもできるだけミスのおこらないような配慮があるようです。

Neo Schoolでは10月から公立高校組は過去問演習をスタートさせます。それぞれの志望校や学力によって過去問に取り組む時期は異なりますが、受験までの残り時間をしっかりと考えた学習計画を立てて志望校合格につなげてきましょう!

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