運動部活動に関するガイドライン (スポーツ庁)
中高の部活動について、平日は2時間、休日は3時間程度までとし、休養日を平日1日以上、土日1日以上の週2日以上を原則とする。各校は指針をもとに部活動の方針を策定し、
実際の活動実績をホームページなどで公表することを求める。罰則規定は盛り込まない。
4月から中学校、高校で新学期がスタートして学校生活の大きな関心事の1つに部活動があります。生徒の中には、部活動でその学校を選択するという子たちもいるくらい重要な課外活動の1つです。勉強以外で子どもの成長にとって大切な場でもある部活動。異なった学年と集団行動をしながら目標に向かって努力する充実感、精神的、肉体的な成長をサポートしてくれる、といった良い点があります。
しかし、部活動には問題点もあります。本来すべき勉強を阻害してしまうような長時間の拘束、個人の体力をはるかに超えた環境での練習などです。また、顧問の先生の次第で方針が180度変更となったり、特殊な先輩・後輩関係を強いる部活動もあります。
そういったマイナス面を是正するために上記のガイドラインが国から発表されることになりましたが、実際に守られるかどうかは不透明です。
保護者の皆様、3月中に中学校や高校の部活動の情報収集をすることをお勧めします。入部してしまってからでは、子どもだけでなく保護者もなかなか意見を言えない状況です。
部活動中心の学校生活を望んでいるなら問題はありませんが、勉強との両立を考えているご家庭にとっては安易に部活を選ぶ前に、平日、土日の活動時間や
自主トレの指示など事前に確認しておくことも必要だと思います。
勉強と部活動の両立こそが本来の学校生活のはずです。
充実した学校生活を送るためにもその部活動が本人に合っている
のかを家族でしっかりと確認しておくべきです。