時代の流れで、教科書もデジタル化!
QRコードを使ったコンテンツ利用が加速!

2025年4月から全国一律でおこなわれます中学校の教科書改訂。社会の変化や教育のニーズを時代に即した形に合わせるためにおこなわれるアップデートです。今回の教科書改訂のテーマはデジタル化。すべての教科書に二次元コードが掲載され、動画や音声コンテンツにアクセスして学習できるように工夫されています。具体的な5教科の改定内容は以下の通りです。
1. 国語
- 主な改定内容:
- 課題解決力を高めるための「学習の手引き」が新設。
- 思考力を育てるための「語彙冊子」が追加され、語彙力強化に注力。
- デジタルコンテンツ:
- 題材への興味を深める動画や、漢字・文法の演習問題が多数用意。
- 読解や表現力を深めるためのサポートコンテンツが充実。
2. 社会
- 主な改定内容:
- 地域や世界を軸にした課題解決型の学びを重視。
- 「見方・考え方」を鍛えるための動画や写真が豊富に掲載。
- デジタルコンテンツ:
- 導入動画や振り返り用のコンテンツが充実し、小テストの機能も追加。
- SDGs(持続可能な開発目標)に関する学びがさらに充実。

3. 理科
- 主な改定内容:
- 実験の理解を深めるため、動画やアニメーションが大幅に追加。
- デジタルコンテンツ:
- 演習問題やデジタルシミュレーションが充実。
- チャットボットが搭載され、生徒の質問に即時対応する機能が導入。
4. 数学
- 主な改定内容:
- 題材を現実のテーマと関連付け、自分の考えを発表・議論するプロセスを重視。
- 数学的な「見方・考え方」を鍛える表現力強化を目指したカリキュラム。
- デジタルコンテンツ:
- 理解を深めるための動画やシミュレーション、CBT(コンピュータを使ったテスト)などが豊富に用意。
5. 英語
- 主な改定内容:
- 小中接続を重視し、単語や表現の復習が可能な学習内容の配列調整が行われた。
- デジタルコンテンツ:
- 教科書内の例文検索機能や辞書機能を追加し、学習サポートが強化。
- SDGsに関連する題材も含まれ、多様なトピックで興味を引く工夫。

QRコードを使って幅広い学習ができるQRコンテンツは、教科書の内容をより深く理解するためにも魅力的かつ強力なサポートツールになるでしょう。定期テストでの試験範囲としてこのQRコンテンツから出題されることも想定して、早めに慣れておく必要があります。