「単語力」「基本文法力」「読解スピード力」の3つの力が重要です。短期間で獲得できるものではありませんし、ゴールがあるものでもありませんので、日々訓練を積み重ねるしかありません。
高校受験に必要な「単語力」は、教科書レベル1500語程度+志望校のレベルによってはプラス500~800語が必要です。
「基本文法力」とは、一般動詞の文、be動詞の文、助動詞を含む文の文を理解しながら、現在・過去・未来の文の区別を正確に運用できることがスタートです。次に、準動詞(不定詞、動名詞、分詞)や比較、受動態、関係代名詞など応用文法力を磨いていきましょう。
「読解スピード」については、長文問題を読む前に問題設問の内容に目を通して文章の内容・テーマや情景、シチュエーション、登場人物などをイメージしておくことです。この作業は英文を読み終わったときの解答がある程度予想できますので時短になります。プラス長文を意識して読むことでスピードが自然と上がってきます。慣れることが大切です。漫然とした取り組みではダメです。
知らない単語や熟語がある場合…
英語の長文問題に取り組んでいて知らない単語が出てきても、気にしている場合ではありません。単語が分からなくても文脈から判断することに努めて、長文内容が少しでも分かれば良いからです。
英語の文法を理解力が上がるまで、苦手意識を持ちながら取り組んでいて成果は出にくくなり、時間だけがどんどん過ぎてしまいます。
長文問題に取り組む時は、分からないところを読み飛ばす勇気が大切で、分からない単語や文法があっても、前後関係から答えを導き出せる力を磨いていくことに集中しましょう。
長文読解力のカギ
単語力と文法を使って英文の意味を正確につかんでいくことを意識しましょう。英語の文章は代名詞が多く出てきます。I や you は対象がはっきりしているので難しくありませんが、 he / him she / her it they / them など三人称の代名詞の対象はどの語句なのか正確につかんでいく必要があり、試験問題で尋ねてくる部分でもあります。
長文問題の演習のやり方
・標準時間を決めて、まずは長文問題に取り組んだ後、どのような取り組みをすればいいのでしょうか。
① 英文中に知らない単語、熟語があれば単語ノートをまとめて練習課題にする
② 解説を確認して、日本語訳が間違っていないか確認する
③ 文章全体を通してのどんな内容だったのか、何を伝えたい文章なのか確認する
④ 英文を音読して(でいるだけ速く)、それぞれの英文の意味がとれているか確認する
これらの練習を積み重ねていくと長文読解力がアップしていきます。英文の訳し方や文法で分からない箇所があれば、すぐに質問に来てください!
- 単語力 ★ 文法の理解 ★ 読解のスピード
- 代名詞の意味をつかみながら読解する
- 長文問題の採点後のていねいな見直し学習
30題~40題ほど取り組むと、自分の読解力の変化に気づきます。がんばろう!受験生!