●通知表の評価方法について

中学校の国語の先生として5年目になるYくんと通知表のつけ方についていろいろ聞いてみた。みなさんも知っておこう!評価基準は観点別で説明されていて分かりやすいぞ!

観点①知識・技能
 定期テストで「知識・技能」の問題の正答率
 授業で実施するミニ漢字テスト
 国語ワーク
観点⓶思考力、判断力、表現力等
 定期テストで「思考力、判断力、表現力」の正答率
 授業中の発表・音読の回数
 課題作文の評価
観点③学びに向かう力、人間性等(感性、思いやりなど)
 提出物 通常授業のもの、GW・夏休み。冬休みの課題
 その他 課題物の提出とその取り組み

①②③の各観点を数値化して、クラス全体の80%以上の得点なら「A」、79%~50%なら「B」、49%以下は「C」と観点別の評価を出します。ただし、定期テストに関しては難易度によって各観点のパーセンテージは前後して調整をするとのことです。

そして、それぞれの観点(①②③)のABCを並べてみます。
観点①A 観点⓶A 観点③A になると AAA=5

この流れで、 Aが2つ、Bが1つ    AAB=4
ただし、観点①か⓶がAならばABB、BAB=4

そうなると、BBB、ABC、ACC、BCC=3
CCA、CCB=2  /   CCC=1

これらを生徒にプリント作成をして配付し、
さらにプラス点として教科書朗読、授業発表、提出課題の丁寧さ
マイナス点として、忘れ物、提出日遅れ  と説明しています。

配付したプリントには各学期の授業最終日に自分の評価点を予想させて反省点があれば記載するスペースも設けています

その他、中学校で教師をしてるいろいろな人たちに評価の仕方を聞いていますが、どの先生も公平に評価をすることを心がけています。生徒たちの中には評価に対して不満を言ったり、歪曲して伝えたりしますが、ほとんどの場合は、生徒本人に原因があるように感じます。授業態度、出席率、集中度など先生の主観によって評価が分かれる項目もありますが、ほとんど誤差と範囲です。

通知表の評価は、やるべき項目がはっきりし中で決まります。相手のせいにする前に、自分のやるべきことをしっかりとおこなって高評価をとりにいきましょう!つまり、狙ってとれる評価制度なのですから、「5」をとるのか以前より簡単になっているのです。Neo Schoolに通う生徒のみんなの通知表を30年以上チェックしていますが、高評価の生徒は1つの傾向があります。定期テストの得点が高い、授業態度が良い、忘れ物なく提出物がしっかり出されている、、、などは誰が考えても分かることですが、、、私が通知表の評価で得をしているなあ~と感じるのは、
彼ら、彼女らが私にまるで秘密のように話すのですが、、、
「先生と仲良くすればいいのさ、、、」なのです。

その点もYくんにも当然聞きましたが、、、「いや~」と否定はしませんでしたね。「ただし、誤差の範囲ですけどね、、」とも言っていました。

通知表は観点別の評価を着実にAAAをとるゲームです。ゲームのルールを理解して、プレイヤーが毎日コツコツ課題をこなしていくゲームですので、このリアルゲームを楽しんで目標の通知表を目指そう!が私の意見です。

このゲームは高得点を出すと、なぜか親が好きなだけバーチャルゲームをやらせてくれるのだぞ!先生に好かれる、嫌われるなんてバグみたいなものだから、リアルゲームで高得点を挙げよ! さあ、行こう!

通知表の評価方法というルールをしっかり確認しよう!

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