来月4月より進級して中3生になるご家庭は、特にご確認ください!
〇調査書の記載事項の中から以下の4か所が削除されます。
- 総合的な学習の時間の記録
- 出欠の記録
- 行動の記録(第3学年)
- 総合所見
理由としては「配慮の必要な生徒の心理的負担等とならないよう」との建前ですが、本音の部分ではいろいろな側面があると推察できます。すでに、不登校経験を有する生徒について、在籍する学校における出席の状況のみをもって不利益な取扱いをしないことや欠席が多い理由について説明するために、自己申告書を提出することができるようにもなっています。さらに高校に提出する調査書から欠席日数などの項目を削除することになるということは、私自身以前から懸念していました不登校の生徒の爆増を止められない現状やコロナなどの感染症などで欠席者が増えていることなどが背景にあると思われます。また、そのような現状の中で奮闘する先生たちの負担を軽減することの方が急務なのかもしれません。加えて、進路選択においても全日制高校以外に進む生徒が増えていることもその背景にあるのかもしれません。
ちなみに2026年春「入学者選抜日程」を発表され、学力検査は2/17(火)・18(水)に決定しました。一昔前より10日ほど受験日が早まっています。千葉県の公立高校を 志望しているご家庭は中3生に進級するこの時期にしっかりと高校選びをして、その希望する高校が発表する「求められる生徒像」を十分確認&検討して、受験勉強に取り組んでいくことをお勧めします。

赤〇部分が削除されて
シンプルな調査書になる
令和9年度(新中学2年生)の入試からも↓↓変更点があります!
・国語の試験の聞き取り項目の廃止・
「これまで国語は試験の冒頭に10分弱の聞き取り問題(8~10点分)が必ずありましたが、「聞き取り」に代わり「話し合いの場面等を設定した文章による出題」に変更となる見通し」だそうです。
この10分の聞き取り問題は、学力検査としてはあまり意味が無いような気がしていましたので、会話形式の文章読解になる方が良いと思われます。しっかりと読解力を身につける必要性の方がその後役立つでしょう。最初の10分の時間が拘束されなくなったということは、他の出題への取り組み方や時間配分への変化が生じると思います。