2021年度からの変化➀

2021年度から新学習指導要領になり内容が大幅に変更されました。学校現場の先生も、評価法の変更にどのように対応しているのかを中学校の先生から直接聞いたり、学習塾としてテスト問題や多くの生徒たちの成績表から眺めてきました。新型コロナによる学校現場の混乱もありながらの昨年度。そして2022年度となり多くのご家庭で新型コロナに罹患することがあっても落ち着いた対応をしている今年度。その中で観点別評価の変化にどのように対応すればいいのかも興味深いものでした。
旧)➀「関心・意欲・態度」→②「思考・判断・表現」→③「技能」→④「知識・整理」

新)➀「知能・技能」→②「思考・判断・表現」→③「主体的に学習に取り組む態度」

つまり、旧来は、授業態度が真面目、提出物を期限までにちゃんと出す、そして定期テストなどの得点結果の順で評価することになっていました。

それが、新要領では、定期テストなどの得点を見て学習したことが定着し表現できるかを確認する、そして授業で真面目に取り組むことだけでなく、自分で考えたことをどのように表現するのかが評価の中心にくることになった、、、ようだ。

私の教室がある地域のみのデータ分析ではあるが、授業態度や提出物でなんとか評価を拾ってきたように思える真面目系な子たちは確かにバランスの良い、というか妥当な評価になった気はします。つまり、え~これでこんなにいい評価なのー!と驚くようなことが少なくなった気がする、という感じです。

 はっきりとしていることは、得点のはっきりと出る定期テストだけでなく、自由研究やスピーチコンテスト、学校内でのイベント行事など主体的に取り組む姿勢をもっている子たちの評価は確実に高いようです。自ら挑戦する姿勢、主体席に取り組む姿勢、に対して評価をする公教育の姿勢だそうです。

 とはいえ、誰かに教育されなくても、家庭教育においてどんな親でも我が子にはいろいろなことに挑戦して、いろいろな体験、経験を通して成長して欲しいもの。学校の評価だからではなく、子どもの成長には当たり前に必要な、ファイティングポーズを今頃評価するとか言い出すのは、、、公教育の限界なんだろうと思います。

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