新しい時代の教育

 狩猟→農耕→工業化→情報化と社会は変化してきた。そして、次はSociety5.0となるそうだ。やっと情報化社会を少し分かるようになってきた気がしたらもう次に移動中のようだ。目に見えないものの世界でいろいろやる的なことなのだろうか。ソサエティ5.0って、なんか気恥ずかしいな~。

 この変化スピードに教育がついていくことは不可能だ。極端な方々は、学校はいらないとか教育が遅れているとか言うが、最先端が良いのか、流れとノリに乗っていく方がいいのか、はたまた降りてしまうのが正解なのか誰にもわからない。言えることは、大部分の人たちは、まだよくわからないコトには懐疑的で急激な変化を嫌う、ということだ。

 とは言え、私立学校は新しい時代の教育をいち早く取り入れていかなければならない。(生存競争!)前例踏襲がモットーの公立学校は、周回遅れでついていく他ない。(やったのも負け!) 学習塾はそりゃもう生き残りをかけた戦いをしている大手塾とすきまを狙って勃興するWeb塾と圧倒的なキャラ力の個人塾の三極化です。(まあ、Web系に収斂られるのでしょうが、、、、)

 学校説明会では従来の教育方針、授業スタイル、合格実績などだけでなく、教育現場のDX化についてや学習課題とSDGsの融合、AI時代に活躍できるアート脳を育てる教育など、「素晴らしい作品が出来上がる予定で~す!」のようなカラフルなパワポの説明が喧しい。まるで、説明している方も来ている方もファンタジーな時間を過ごしているように感じる。

 しかし、今の子どもたちが大人になって社会にでる頃、どのような状況になっているのかを想定し、その時に社会で生き残っいくためには、今どのような学力を身に着けるべきか、保護者は一番真剣になるべきだと思う。新しい時代の教育は、学校だけでなく家庭でも個人でも、学びのチャンスは意志ある人たちにとっては溢れている時代だ。

 キーワードは、やはり「Society5.0」なのだろう。この得体のしれない時代の流れを受け止めることができる人になる素地を子どもに与えてあげるのだ。日本人として大切にしてきたことも社会で広まっていることも、自分の力で成し遂げることも、みんなと協力して取り組むことも、家族で一緒に楽しむことも、どんなことも必要で、どんなことも前向きに、どんな失敗も成功の糧として、体験という経験値をつねに上げていける日々を送っている子たちなら、社会の変化はわくわくする世界にしか見えない。

 新しい時代の教育は、どんなことにも興味を持ってチャレンジできる子どもの心を持ち続けられる大人たちの時代なのでしょう。だってめっちゃ楽しそうなんですよ。

 子供の頃にどんな育て方をするか、どんな学校で教育を受けさせるか、学生の時間をどのような使い方をするのか、どこで専門分野を磨くのか、社会でどのような自己実現や社会貢献をするのか・・・答えは見えてくるでしょう。

 

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