現高1生が受験した時の調査書の評定(通知表の評定)が発表されました。千葉県教育委員会のホームページから見ることができます。県内369校の中学校をすべて集計した結果では、 各段階の割合(%)
教科/評定 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
国語 | 20.5 | 26.1 | 41.5 | 9.3 | 2.6 |
社会 | 26.0 | 25.2 | 35.3 | 10.6 | 2.9 |
数学 | 23.4 | 27.7 | 33.4 | 12.5 | 3.0 |
理科 | 23.7 | 26.6 | 36.5 | 10.3 | 2.9 |
外国語 | 24.7 | 22.0 | 36.4 | 13.9 | 2.9 |
音楽 | 20.1 | 37.7 | 36.1 | 3.3 | 2.9 |
美術 | 18.0 | 38.2 | 38.0 | 3.1 | 2.7 |
保健体育 | 18.4 | 38.8 | 36.9 | 3.1 | 2.9 |
技術・家庭 | 16.6 | 38.5 | 38.6 | 3.8 | 2.6 |
以上のようです。主要5教科は半数の生徒が4または5をとっています。定期テスト対策と日頃の授業姿勢ですね。ポイントは技能4教科の評定2の割合です。つまり技能教科は授業姿勢や課題で決まる節があります。その教科の得意、不得意以上に授業中の取り組みで好成績がとれるということです。
次に野田市内の各中学校の評定平均(135満点)を順位で並べてみましょう。
1位 96 (1教科 平均3.5)
◆第一中(生徒数238名) 音楽82%が4か5 全教科も4~5の割合が高い
◆第二中(同99名) 技家と美術で80%以上が4か5と極端である
◆福田中(同51名) 保健体育65%が4~5 2の割合が低い
2位 94
◆岩名中(同120名) 2の割合が低い 平均的な傾向
◆木間ヶ瀬中(同72名) 1や2の割合が低い 平均的な傾向
3位 93
◆東部中(同48名) 全体バランスの良い分布の学校 理科で評定1が3名いるのが気になるが・・・
◆二川中(同73名) 技能教科の評定がかなり甘い
4位 92
◆川間中(同87名) 全体バランスの良い分布の学校
5位 91
◆北部中(同159名) 全体バランスの良い分布の学校、ではあるが 評定1の生徒数が多めではある
◆南部中(同267名) 教科間の評定バランスが非常に悪いかなり生徒の個性が強そうである
6位 84 (平均3.1)
◆関宿中(同24名) 理想的な分布ではあるがそのため合計が極端に低くなっている
中学校別でみると、評定平均96と84の学校間の格差は大きく感じます。受験時においてはハンディキャップと言えるほどです。
建前上は、それぞれの教科で生徒の学力や学習姿勢の差が分かれているように見えますが、実際はさまざまな異なる状況があります。オール5の評定で135満点、オール4で108、オール3で81となります。担当の先生や定期テストの難易度などの差が学校間の格差にならないといいのですが、、、。 各中学校内では公正な評価をつけていても、他の中学校との評定の調整をしなくなった昨年度の入試システムですので、通う中学校の中でしっかりと通知表の取り方を実践していくほかありません。